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社蓄リーマン

雇用延長制度という名の定年退職早期化制度

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雇用延長制度という名の定年退職早期化制度

60まで働かなきゃいけないの?
と思っていたら、65歳までに法律が改正される。

会社を辞める大義名分としては定年退職が最も世間体がいい。
倒産でも世間体はそこそこたもてる、しょうがないと。

ところが自主退社だと世間の目は厳しい。
転職にしても雇用条件は確実に厳しくなること請け合いだし、
そもそも中途退職者に対しての正社員での働き口などそうそうない。

また、もう働かなくてよいほどのものをもって退職したとなると
それはそれでいろいろ勘ぐられるのカタハライタイ。

などとのんきなことを言っていられない状況に現場はなっている。
雇用延長とは正社員のままとは言っていないのである
だれしもが、定年延長と勘違いしてもしかたのない響きだが、
あくまで雇用の延長なのだ。雇用体系はべつとして。

さてここで会社は言う。
5年も長く雇用するのだから、人件費が厳しい。
ついては55歳で一旦、退職してくれないか?
その後は契約社員、非正規社員として雇うからと。

でました!、法律をいいように解釈する隠れブラック思考。
おそろしいことに、話は続く。
55以降も正社員のままでいるのは自由だが、どの地域のどの部署に配属されるかは
わからない。一旦55で退職いただければ家庭の事情、今までの実績を考慮、配慮した人事を行なうと。

人事の話はその場だけ、また戻してやる、勉強して来い、などは人事発令の挨拶代わりだということくらい、長くサラリーマンをやっている者にとっては、常識だ
さらに、正社員をやめて、契約社員などになれば、いつでも会社はレイオフできる。
まさに隠れブラックがひそんでいるのである。


ブラックをブラックと言えるのは身軽なうちだけだ。
ある程度の年齢になり、あとは消化試合的な気楽な会社生活を期待している世代にとって
この雇用延長制度は、まさに大きなお世話以上に、厳しいものがある。
なにせ、やめるに辞めれない事情をかかえた、やられたい放題の奴隷・社蓄なのだから、さからえない。

もともと使いづらい世代を気軽に切れる制度、それが雇用延長制度の本質だ。

年功序列、終身雇用に若い世代はけっして反対していない。なにせ安心感があるのだから。
だれもフリーターなど希望していないのに、あたかも自由な働き方というような詐欺まがいの理屈をつけた派遣社員制度
それに続く第三弾がこの、雇用延長制度だ。

いつのころから、こんなことになったのだろう
家族的な会社が激減したのは。
それは「家族」を「ファミリー」と呼ぶようになったころではないだろうか。
まずいことはカタカナにして誤魔化すのは昔からの手法だ。
家族なら親と子、なかなか切れないものも、
ファミリーならマフィアのおきてのように、冷徹に切れるのである。


ここで一句。

「サラリーマン、使えるときは正社員、かなしくもあり、うれしくもあり。」

これで辞める大義名分がととのいました。想定より5年も早く。
それこそ、うれしくもあり、かなしくもあり

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